驚愕の見える化の結果

      2017/01/05

そして翌日、Eから完成の連絡があったので、皆で集まり出来上がりを確認しました。

 

E:「意外に処理に手こずってしまったので、見た目はちょっと無視してね。すぐに直すから。」

 

一同:「了解。早く仕上げてくれてありがとう。」

 

E:「そんなことより、この結果を見てくれよ。」

 

A:「どれどれ。う〜ん、各プロジェクトの担当のタスク量を見ると、まぁまぁ平準化はされているのかな。」

 

B:「確かに。完全に平等と言えないけど、突出して誰かのタスク量が多いというのは無いね。」

 

C:「いや、このプロジェクトの○○さんのタスク量が極端に多いよ。」

 

D:「でもその○○さんぐらいか。そこを平準化すればいいっていこと?」

 

E:「俺も最初はあんまり問題無いなと思っていたんだよ。」

 

E:「でも、試しにと思い、プロジェクトの概念を外して全タスクをサマって見てみたんだよ。」

 

 

A:「そしたら?」

 

E:「これを見て。」

 

B:「あれ、俺の部下の名前が出てきた。あれ?こいつ、こんなにプロジェクトに参画していて、それぞれから少量のタスクをもらっているけど、トータルするとすごいタスク量じゃん。これこんな納期でやれないよアイツ。」

 

C:「あ、俺の部下もいる。一緒だ。いろんなプロジェクトからタスクを任されてパンクしてるよ。絶対。」

 

D:「俺の部下も。こりゃ上長として管理不足と言われても致し方なし。」

 

A:「う〜ん、いろんなタスクというたすきが何重にもかけられ、身動きできない状態が見えるね。で、実際のWBSの進捗を見るとどうなっているの?」

 

E:「期待通りというか、該当タスクは遅延。シグナル赤でございます。」

 

A:「うわ〜、大変なもの見ちゃったな。これすごい見える化だよ。」

 

E:「そう、プロジェクトに参画していると、どうしてもそのプロジェクトしか見えなくなってしまうんだけど、全体を俯瞰して見るとこんな大変な状態であることが見えるようになったよ。」

 

A:「よし、これを各プロジェクトのPM/PMOに見せて、見える化をもとにタスク量の平準化を図ってもらおう。」

 

B:「これ、具体的にどう平準化することになるんだろう?」

 

A:「まずはプロジェクトメンバー内でタスク分散してもらうことを考えないといけないよね。それができなかった場合は、そのタスクを抱えている当人が自部署でプロジェクトに参画していないメンバーにヘルプをお願いするしか無いのでは?」

 

 

B:「そうか。そうするしかないか。」

 

A:「俺が言ったのも思いつきだから、まずはPMに事実を伝えてどう平準化するか逆に教えてもらってそれを蓄積して横展開するなんてどう?」

 

B:「賛成。考えすぎたら時間だけすぎるもんね。PMの人たちを信じよう。」

 

C:「じゃあ、今週のどこからPM/PMOを読んで説明会を開催するスケジュールを組むね。」

 

一同:「頼んだ!」

 

ポイント
何か物事を検討すると、一極集中しがちですが、全体を俯瞰するということを必ず忘れないようにしてください。
違うものが見えてくるはずです。

 - プロジェクトマネジメント, プロジェクト管理