隠蔽体質

      2016/11/22

次に2つ目の課題解決に着手します。

 

問題その②開発末端の問題隠ぺい体質

 

我々の活動がプロジェクトの現場末端まで知れ渡り、知り合いも増えたので、その方々に実態を聞いてみました。

 

担当者1:「課題を挙げると、結果的に自分が担当になっちゃんですよ。」

 

担当者2:「課題として挙げるべきレベルのものか判断出来ない時があります。」

 

担当者3:「課題を挙げると怒られるかと思い、挙げにくいです。」

 

担当者4:「課題を挙げても挙げなくとも特に差は無いので挙げないです。」

 

A:「これもまた奥が深い問題だな...。貴重な時間をありがとう。対策を検討します。」

 

担当者一同:「期待してます!」

 

A:「...。(期待されてもな、まずはお前ら課題を挙げろよ。まずそこからだよ)」

 

 

この状況をメンバーを招集して議論しました。

 

A:「どうよ、この状況?」

 

B:「分かる、どれもこれも分かるよ。俺も経験ある。」

 

C:「どうしたら良いのかね?」

 

D:「難しいよね。担当者レベルで解決できる問題であれば、課題として挙げなくても良いような気もする。」

 

E:「でも、担当者で解決できないからヘルプとして課題を挙げるんだよね?」

 

A:「そうだよね。だから課題を起案した人をその課題の解決担当者にすること自体が間違いなんだよね。じゃあ誰が担当すべきなんだろう?」

 

B:「PM?でもPMが担当になってたらPMの課題だらけでPMが死ぬよ。」

 

C:「PMは担当を指名する役割はあるよね。その課題を解決するのに必要な所に協力要請したりとか。」

 

E:「PMBOKの教科書にこうすべきって書いて無いの?笑」

 

 

D:「これは書いてない。笑」

 

A:「思い付きの案だけど、課題起票者が所属する組織のライン長を担当者にして、組織として担当してもらうのはどう?当然起票者1人が担当になるのは無しとして。」

 

B:「チームとして複数人で担当するということか、妙案かも。うまくいくかどうか分からないけど、やってみる価値はあるね。」

 

A:「じゃあ、決まり。先日集まってもらった担当者のプロジェクトに適用してトライアルしてみるようPM/PMOに依頼してみるよ。上手くいったかどうかは後日担当者を集めて状況が改善したか聞いてみるしかないね。」

 

翌日、該当のPM/PMOに集まってもらい、状況を説明しました。

 

A:「トライアルに協力してもらえますか?」

 

PM1:「賛成!俺も開発メンバーだった時、課題挙げるの嫌だったんだよ。」

 

PM2:「今のままでは何も変わらないので、状況を変えるためにもやってみる価値あり。」

 

PM3:「俺に話しかけにくいとかあるのかな...。」

 

PM4:「やってみよう!」

 

 

数週間後、先日課題を挙げない実態をヒアリングした開発担当者を再度招集し、状況の変化を確認しました。

 

担当者1:「課題が挙げやすくなりました。」

 

担当者2:「課題解決までの時間が短縮されました。」

 

担当者3:「組織で担当するので、一人で悩むことがなくなりました。」

 

担当者4:「精神的負担がかなり軽減されました。」

 

取り組みとしては成果があったようです。

 

当然、我々だけの手柄ではなく、協力してくれたプロジェクトメンバー全員、そして課題起票者の組織のライン長の理解・協力あっての成果ですけどね。

 

 

この状況をまとめ、全プロジェクトにルール展開するためにシステム部門の上位会議体に付議して承認を得る準備を進めました。

 

ポイント
対策が全てうまくいくとは限りません。小さくトライアルして効果検証して有効性を確認してみましょう。
Plan→Do→Action→Plan→Do→Action→Plan→Do→Action!

この繰り返しです!

 - プロジェクトマネジメント, プロジェクト管理