プロジェクト憲章その2

      2016/11/21

とある日、また例のPMとエレベーターで一緒になりました。

 

PM:「聞いてくれよ、今POとプロジェクトスコープで揉めててさ。。。」

 

A:「えっ!、先日POに説明されて承認いただいているじゃないですか?どうしたんですか?」

 

PM:「そうなんだよ。でもスコープを絵や文章で書き表すのも限界があるしな。」

 

A:「そうですね。細かい事言えばきりがないですものね。関係者で合意に至ればそれでOKとするしかないですよね。」

 

PM:「俺はやらなくていいだろうと思っていたところをPOがやる認識だったようでさ。。。」

 

A:「なるほど、奥が深いですね。。。ちょっと何が策が無いか検討してみますよ。」

 

PM:「期待してるぜ。本当に期待するから。頼んだ。」

 

 

席に戻り、各プロジェクトの憲章を見ていると、実施する内容はしっかりと記載があります。

 

しかし、様々なプロジェクト憲章を見ていくと、一つ共通点が浮かび上がりました。

 

実施しないことを明記している検証は見当たりません。

 

どのプロジェクトもやることばかりかっこよく書き並べ、後ろ向きなやらないことを記載していないのです。

 

これは一つのポイントかもと思い、即座に行動に移しました。

 

 

A:「プロジェクト憲章に記載する項目として、実施しないことを明記するようにして下さい。」

 

この依頼を受けて各プロジェクトでPOとの認識合わせが始まり、プロジェクト憲章がアップデートされていきました。

 

このころから我々の活動がプロジェクトの現場末端まで知れ渡り、取り組みを評価してくれる方が増えました。

 

例えば、目的が明確になり、実施することしないことが予め整理されているので、現場が振り回されることが少なくなり、開発がしやすくなりましたとか。

 

 

自分自身、すごい効果があることをやったなと実感したのですが、その反面、PMBOKの教科書の初めの方に書いてあるようなことが何でこれまで出来ていなかったんだろう?

 

うちの会社って設立間もないベンチャー?。。。違うよね?。。。
とちょっと情けなくなりました。。。

 

ポイント
プロジェクト憲章でまとめるべき項目を次のように整理してみましょう。
 ・プロジェクト名称
 ・プロジェクト発足の背景
 ・プロジェクトの目的
 ・プロジェクトのスコープ(実施すること、実施しないこと
 ・成果物
 ・納期
 ・コスト
 ・プロジェクト終了条件

 - プロジェクトマネジメント, プロジェクト管理